2008年01月09日
第259話 Securitization & Uncertainty
第259話 Securitization & Uncertainty
”証券化”と”不確実性”についての考察。これは、米国のサブプ
ライム問題に端を発した世界同時株安に関するキーワードである。
Wikipediaによると債権の証券化とは、金融機関等が保有する住宅
ローン債権などの債権を証券化するもの。一般に、消費者向けの債
権など、同種・多数の債権を金融機関等は保有しているが、それら
を処分して資金調達する際に、一括して証券化する方法を活用する
ことにより、大数の法則によるリスクマネジメントを行うことでキ
ャッシュ・フローの確実性を増すことができる。これにより当該証
券化商品の格付けを向上させることが可能となり、ひいては資金調
達コストを低下させる効果が期待できる..とある。
まあ、住宅ローンを証券化してそれを転売していくことが証券化で
あり、こいつが問題の発端である。ABCMやらSIVなんかで次
々に転売し、銀行や証券会社をはじめ、機関投資家が買いまくって
いった、まあ日米の低金利政策に起因するカネ余り状態も問題であ
るが。
住宅金融会社が相手にカネを貸した時点では、貸す方も借り手の資
産状況を調べて貸すんだから、完全では無いまでもリスクは予めわ
かっている。問題は、この後である。これらの融資が証券化されて
あれよあれよと転売されるもんだから、ローンの貸し手は借りる人
の資産の状況など皆目わかるわけがない。
こんなわけのわからない状況で、いったん融資が焦げつくと、その
リスクをどこのどいつが負担するのかわからないという不安が生ま
れる。金融商品の証券化は前述のとおりリスクを回避する手だてと
して開発されたはずなのに、気がつけばそれが尋常でないリスクを
生んでしまった。換言すればそれはリスクではなく”不確実性”の
問題となり、だれが負っているのかわけわからんということになる。
マネーは時として暴走する、今回のサブプライム問題、かなり深層
かつ構造的なもの、到底個人がどうこうできるものではないが、な
んか不安、この不安心理が個人消費を冷え込ませている。
北京オリンピックを控えた中国の急成長ぶりは異様である、正しく
バブリーな状況である、それを一番危惧しているのがほかならぬ中
国自身であり、金融の引き締めにかかっている。本格的なものは、
オリンピック後であろうが、米国の景気後退が加速すれば中国にも
大きな打撃となろうし、年末に1バーレル100ドル超した原油価
格も一年後には、米国経済の後退による需要低迷により50ドル前
後の本来価格に戻るかも、とすると原油価高騰を主因とし、一端値
上げされた各種製品の価格が果たして下がるかといえばどうだろう。
話は変わるが、SONY陣営のブルーレイディスクは東芝陣営のH
Dに勝ったかのような報道があるが、近い将来を考えるとDVDそ
のものが必要か、そもそも一回見た映像を録画してそう何回も見る
だろうか、そんなものYoutubeやニコ動などネットを介して見たくな
ったら見るで十分その欲求は満たされるはず、なのでネットTVに
力を入れる方が得策ではと思うし、すでに大手はこの線で動いてい
る。
今日は、演歌の大御所サブちゃんこと北島三郎ではなく、米国のサ
ブちゃんことサブプライム問題に言及してみた。
つづく
”証券化”と”不確実性”についての考察。これは、米国のサブプ
ライム問題に端を発した世界同時株安に関するキーワードである。
Wikipediaによると債権の証券化とは、金融機関等が保有する住宅
ローン債権などの債権を証券化するもの。一般に、消費者向けの債
権など、同種・多数の債権を金融機関等は保有しているが、それら
を処分して資金調達する際に、一括して証券化する方法を活用する
ことにより、大数の法則によるリスクマネジメントを行うことでキ
ャッシュ・フローの確実性を増すことができる。これにより当該証
券化商品の格付けを向上させることが可能となり、ひいては資金調
達コストを低下させる効果が期待できる..とある。
まあ、住宅ローンを証券化してそれを転売していくことが証券化で
あり、こいつが問題の発端である。ABCMやらSIVなんかで次
々に転売し、銀行や証券会社をはじめ、機関投資家が買いまくって
いった、まあ日米の低金利政策に起因するカネ余り状態も問題であ
るが。
住宅金融会社が相手にカネを貸した時点では、貸す方も借り手の資
産状況を調べて貸すんだから、完全では無いまでもリスクは予めわ
かっている。問題は、この後である。これらの融資が証券化されて
あれよあれよと転売されるもんだから、ローンの貸し手は借りる人
の資産の状況など皆目わかるわけがない。
こんなわけのわからない状況で、いったん融資が焦げつくと、その
リスクをどこのどいつが負担するのかわからないという不安が生ま
れる。金融商品の証券化は前述のとおりリスクを回避する手だてと
して開発されたはずなのに、気がつけばそれが尋常でないリスクを
生んでしまった。換言すればそれはリスクではなく”不確実性”の
問題となり、だれが負っているのかわけわからんということになる。
マネーは時として暴走する、今回のサブプライム問題、かなり深層
かつ構造的なもの、到底個人がどうこうできるものではないが、な
んか不安、この不安心理が個人消費を冷え込ませている。
北京オリンピックを控えた中国の急成長ぶりは異様である、正しく
バブリーな状況である、それを一番危惧しているのがほかならぬ中
国自身であり、金融の引き締めにかかっている。本格的なものは、
オリンピック後であろうが、米国の景気後退が加速すれば中国にも
大きな打撃となろうし、年末に1バーレル100ドル超した原油価
格も一年後には、米国経済の後退による需要低迷により50ドル前
後の本来価格に戻るかも、とすると原油価高騰を主因とし、一端値
上げされた各種製品の価格が果たして下がるかといえばどうだろう。
話は変わるが、SONY陣営のブルーレイディスクは東芝陣営のH
Dに勝ったかのような報道があるが、近い将来を考えるとDVDそ
のものが必要か、そもそも一回見た映像を録画してそう何回も見る
だろうか、そんなものYoutubeやニコ動などネットを介して見たくな
ったら見るで十分その欲求は満たされるはず、なのでネットTVに
力を入れる方が得策ではと思うし、すでに大手はこの線で動いてい
る。
今日は、演歌の大御所サブちゃんこと北島三郎ではなく、米国のサ
ブちゃんことサブプライム問題に言及してみた。
つづく

